第518号 2018年3月29日 (発行)民主・市民連合 TEL200-3358
名古屋市教育委員会視察
学校司書の拡充は急務!
 3月26日、27日と市議会民進みらい川崎市議団は愛知県名古屋市と岐阜県を視察しました。テーマとして名古屋市教育委員会は、読み聞かせ運動と学校司書の拡充について、岐阜県教育委員会は食育についてそれぞれ視察調査してきました。
 今日の「甦えれ川崎」は名古屋市における読み聞かせ運動と学校支所の拡充について特集しました。
 本計画は第1次計画が(平成19年度から平成23年度)、第2次計画が(平成24年度から平成28年度)すでに終了し、第3次計画(平成29年度から平成34年度)に移行中です。

【第3次計画の目標】
 ずばり読書が好きな子どもを増やすことを目標としています。1ヶ月に1冊も本を読まない子どもの割合が平成28年度実績で小学生9.1%中学生24.5%高校生58.4%となっています。そこで目標を小学生6%中学生17%高校生40%に設定しました。

【基本方針】
(1)家庭・地域における子ども読書活動の推進
 読み聞かせの重要さの啓発を・親子での読書活動の推進など・特に乳幼児期に読書週間の定着を図ります。
(2)学校等における読書活動の推進
 多くの子供が読書に興味を持つことが出来るよう取り組みます。
(3) 図書館における子ども読書活動の推進
 より開かれた利用しやすい図書館を目指し、家庭・地域・学校のすべての読書活動の拠点として子供たちに親しまれる図書館づくりに取り組みます。

【主な施策】
(1)「親学」における親子読書のすすめ
 親学推進協力企業が、保護者である従業員に「親学」に触れる機会を提供するシステム。学校PTA単位で「親学アクション活動コンテスト」で競い合います。例えば大野木小PTAでは「夏休み誰と読む輪読」が優秀賞を獲得しています。
(2)トワイライトスクール等での読書機会の提供
 トワイライトスクールとは本市でいうワクワクプラザの中で、地域のボランティアや高学年児童による読み聞かせ活動を行います。さらに学校等における読書活動の推進に向け、学校司書の配置を際立たせています。

【名古屋市における学校司書の配置】
 現状、小学校12校、中学校4校週20時間非常勤司書が配置されています。配置後の変化として、明るく居心地のよくなった図書館を利用する児童生徒が増えました。具体的な変化として貸出冊数に変化が表れています。
 平成30年度より32校に配置を拡充する予定です。

【まとめ】
 都市の規模からみると32校といってもいまだ道半ばと言えます。しかし学校司書の効果について教師からの視点などいずれも前向きにとらえられており、読み聞かせ、校内の図書委員会の活性化、そして授業への支援、蔵書の管理などいいことづくめです。1日も早く全校に学校司書が広がることを期待したいと思います。
川崎市30年度予算の使い道
子どもたちの未来
待機児童解消のために
 25,575人→27,235人…認可保育所の受け入れ枠を拡大します(446億3,160万円)
 706人→792人…地域型保育事業による受け入れ枠を拡大します(23億4,657万円)
 4,322人分→4,653人分…認可外保育施設の支援対象者を増やします(40億4,261万円)
子育て家庭の経済的負担軽減のために
・小児医療費助成…保険医療費の自己負担額を助成する制度。入院医療費助成について、所得制限廃止に向けた取り組みを推進します(46億8,564万円)
地域で子どもを育む仕組みづくりのために
・地域の寺子屋38カ所→77カ所…地域ぐるみで子どもの学習や体験活動をサポートし、生涯学習の拠点ともなる場を増やします(6,170万円)
快適な教育環境を確保するために
・学校トイレ改修…34年度までに全市立学校のトイレを快適化します(5億7,589万円)。学校施設の環境整備も推進します。

暮らし・健康
誰もが安心して暮らせる地域実現のために
・地域マネジメントの仕組みづくり…子どもから高齢者まで全ての人が住み慣れた地域で安心して暮らし続ける社会を実現するため、地域包括ケアシステムの理解度向上に向けた取り組みや、地域みまもり支援センターを中心としたネットワーク作りを推進します(2,527万円)
・特別養護老人ホーム2カ所完成(予定)…特別養護老人ホームの入居申込者管理システムを再構築します(10億3,518万円)
・障害福祉サービス基盤の整備…特別養護老人ホームに併設する障害者短期入所事業所を整備します。(6,390万円)
・市立看護短期大学→4年制大学化…34年度の開校に向け計画を策定します(530万円)
まちの価値を、さらに向上させるために
・多摩川の魅力…自然と調和した緑地整備を進め、潤いのある市民生活の実現を目指します(2億9,465万円)
・オープンカフェ…川崎駅周辺で社会実験を行い、にぎわい創出を図ります(200万円)
・生命や財産を守るために
・九都県市合同防災訓練…9年ぶりに本市が中央会場となり実施します(1億6,740万円)
・救急隊1隊増…麻生消防署王禅寺出張所に救急隊を増隊します(8,470万円)
・駅ホームドア…鉄道事業者と連携し、緊急安全対策を推進します(5,750万円)
産業創出(経済成長のために)
・イノベーション(革新)の拠点づくり…臨海部におけるナノ医療イノベーションセンターの運営支援や、新川崎地区における産学交流・研究開発施設(AIRBIC)の整備を行います(30億6,085万円)
・起業支援の拠点設置…多様な主体と連携し、起業経験者のアドバイスや起業に関する情報が得られる起業・創業のワンストップ拠点を、川崎駅周辺に来春設置します(2,162万円)

予算の詳細は、市ホームページ「川崎市 30年度予算」で検索してください。
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