10月15日(月)<元官房長官仙谷由人氏逝く>

元民主党官房長官仙谷由人氏が急逝されました。72歳、あまりにも若すぎました。先日亡くなった元横砂輪島大士関は70才でした。
仙谷先生は、今から50年ほど前に知己を得ました。1970年、私の友人が一人の韓国人青年と横浜で遭遇しました。日立製作所に日本名で合格しましたが、韓国人であることを名乗ると採用を拒否されました。「日立就職差別事件」です。主要な担い手は慶応大ベ平連の学生でした。慶応大の人脈で司法修習終了直後の秋田瑞枝弁護士、そして当時新進気鋭の三原橋法律事務所の仙谷由人弁護士にも弁護団に加わっていただきました。
それから20年、1990年徳島選挙区から日本社会党公認衆議院議員に立候補、2位で当選しました。私の初当選が1991年だったので、この間何度か私の政策パンフレットに仙谷先生の推薦文を掲載させていただきました。
2011年東日本大震災発生当時、菅政権下で法務大臣と官房長官を兼務し、災害後の処理にあたりました。一番厳しい政治局面に全力で対応してこられました。
2014年11月総選挙で落選、政界を引退しました。生前大変お世話になりました。ご冥福をお祈りします。―合掌―

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