3月10日(火) 令和2年度予算審査特別委員会 質問②
<川崎駅周辺総合整備事業について>
1. 昨年の川崎駅北口通路完成により川崎駅中央口の利用客は分散しました。大宮町地区Aー2街区の再開発によってJR川崎駅の乗降客はどれだけ増加し、JR東日本とはどんな協議を行っているかと質しました。
まちづくり局長は、本年5月に「ホテルメトロポリタン」令和3年春にはオフィイス棟を含めビジネスセンターが全面開業することが公表されており、新たに1万6千人の施設利用者が見込まれています。JR東日本とは分担率や施設の運用などについて協議中ですと答えました。
2.旧さいか屋跡地の再開発については地元地権者との勉強会はどうなっているのか協議の内容と今後の方向性を質しました。
まちづくり局長は、昨年8月さいか屋跡地はパルコがオープンし、本市としては、周辺においては再開発を行うことが望ましいと考えており関係権利者との勉強会を通じ、まちづくりの方向性について意見交換を重ねていると答えました。
3.次に「既存ストック活用策」として、クラフトビール工場や本市旧公害監視センター跡地ににぎわい空間がオープンと仄聞しています。特徴的な取り組みについて質しました。
まちづくり局長は,既存ストックの活用についてはリノベーションまちづくりにより、クラフトビール工場や和菓子教室など当該エリアに新たな魅力を創出する取組みを推進してきた。
旧郊外監視センター跡地はプロポザール方式で市有地を取得した事業者により、本年7月「多様な人々の交流」をコンセプトとする飲食店とホテルの合築計画が進められており、新たな来街者が期待されていると応えました。
4.「回遊性の強化」として駅東西地区の一体化を目指すとしています。
川崎駅南口改札口開設の必要性は高まっています。基本計画への位置づけを質しました。
まちづくり局長は、北口通路の併用開始後の通路の交通量調査や駅構内の流動調査を行い、交通混雑の緩和が図られていることを確認。
今後についてはこれらの調査結果や大宮町地区A―2街区などの開発事業を踏まえて南口改札の必要性についてJRと継続して意見交換を行っていくと答えました。
5.「グローバル化への対応」として多言語による案内・情報発信に取り組むとしています。すでにチッタ通り商店街では会員店舗でのメニューの6言語での作成や、外国人旅行客向けの簡易宿泊街でのリノベーションなどが進んでいます。本市の支援策を質しました。
まちづくり局長は、インバウンドビジネスの普及促進に向け、遊休不動産の活用やリノベーションに対して工事費の一部助成を行ってきた。今後は羽田空港のトランジェット客向けの動画配信などさらなる取り組みを進めると答えました。
6.「交通環境の整備」としてバス機能の強化があげられています。市長の施政方針にもある川崎アプローチ線と京急八丁畷駅前整備も必須かと思います。見解を質しました。
まちづくり局長は、市道池田4号線の改良工事が完成し、歩行者の安全が図られた。
今後、川崎アプローチ線の具体化に向けた取組とも連携を図りながら駅周辺の環境整備に取り組んでいくと答えました。