4月2日(木)<市議会議員学習会「新型コロナウィルス感染症の現状について」>
新年度に入って市議会常任委員会が開会した。私は今年度、総務委員会に所属することになる。閉会後、議長・副議長の呼びかけで議員学習会が開催された。講師は2月18日に市議会みらい市議団でも講師をつとめた川崎市健康安全研究所岡部信彦所長にお願いする。
・現状について
この2~3日東京都では1日100名近い感染者が報告される中、現状の認識としてオーバーシュート(爆発的患者急増)は見られないが、都市部を中心にクラスター感染者数が急増している。
こうした中、医療供給体制が逼迫しつつある地域が出てきており、医療供給体制の強化が近々の課題となっていると指摘する。
・医療供給体制の崩壊
いわゆる「医療崩壊」はオーバーシュートが生じてから起きるものと解される向きもある。しかし現状からみれば、オーバーシュート前に医療供給体制の限界を超える医療崩壊が発生する。
・どう対応するか
各国で「都市封鎖(ロックダウン)」が講じられる中、市民の行動変容とクラスターの早期発見・対応に力点を置いた日本の取組み(日本モデル)に世界の注目が集まっている。
我が国でも都市部を中心にクラスター感染に対して政府・自治体には今まで以上強い対応を求めたい。
約1時間の講演終了後、議員からの質問が相次ぎ予定時間を超えて質疑応答が行われた。