12月12日(土)<ヘイトスピーチ条例制定1周年記念集会>

「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」が成立し、1年を迎えた。本来であれば祝う会を開催したかったがインターネット上のヘイトに対して、川崎市の対応が不十分である。したがって今日の集会は条例の成果を評価した上で条例運用の問題点を洗い出し、行政に申入れようと主催者から経過報告があった。
記念講演はジャーナリストの中村一成(イルソン)さん。2009年、10年の京都朝鮮学校が襲撃された事件訴訟から語り始める。
「法廷でヘイトスピーチを浴びる民事訴訟は負担が大きすぎる。国がヘイターに向き合う刑事規制が必要」、その上で「日本一の川崎市条例を全国に広げよう。国や公が差別を禁じるメッセージを出すことで社会全体の反差別の意識が高まる。」
条例を手掛かりに朝鮮学校の生徒の言葉を引用して「大人たちを信用している」この言葉に応えるために邁進したいと結んだ。

 

 

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