6月6日(水)<会派みらい学習法「浮世絵の活用について>

会派学習会を「浮世絵の活用について」テーマに行なった。2016年9月に川崎砂子の里資料館が休館となり、同館が所有する3000点の浮世絵を20年間にわたり無償貸与とする協定が近々、本市との間でとり交わされることになる。そこで議会の合意をえたいという趣旨で学習会開催となった。
この経過については異論のない所。ただその後の展示場としてリバークビル内の文化財団の事務スペースでいいのかという議論になった。
活用候補地に関する考察では「東海道かわさき宿交流館」と文化財団の比較では、いずれの評価ポイント共、文化財団が上回ることになった。ただ立地の点では難点が多いが、市民ミュージアムも選択肢に上げるべきという議員も何人かいた。
私的にいえば、2016年砂子の里が休館となる折、浮世絵がいくつかの遠隔地に散逸すると川崎市民が観賞できなくなるという心配が起こった。。議会としても声を上げようということになり、川崎区選出議員団で川崎区要望として、本市の責任で浮世絵の散逸を防止せよという文章を作らせていただいた。これが今回の出発点といえる。評価額3億円という高額な浮世絵である。川崎市民に未来永劫鑑賞していただけるようなスキームを期待したい。

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