537号甦えれ川崎「浮島埋立事業所」を活用した太陽光発電事業始まる!

前神奈川県会議員 さかい学?
川崎市は再生可能エネルギー利用の取り組みとして、川崎区浮島にある市有施設「浮島埋立事業所」の屋根を活用した太陽光発電事業を実施することを発表しました。
今週の週刊民主「甦えれ川崎」は川崎市が発表した屋根貸し方式による太陽光発電普及の取り組みを特集します。
神奈川県では東日本大震災後から原発に過度に依存しない社会を目指して太陽光発電を含む、新エネルギーを活用する取り組みを進めてきました。
そうした中で県は全国に先駆けて、屋根貸し方式による太陽光パネルの設置を推進してきました。そういった実績を背景にこの度、川崎市においても市有施設における屋根貸しを実施することになりました。
事業の内容としては川崎市「浮島埋立事業所」の屋根およそ500平米に太陽光パネルを設置・管理する事業者を募集します。川崎市は10月中を目処に事業者を選定して、施設の屋根を低価格で貸し出す方針です。事業実施期間は20年間で、施設で発電した電力は、事業者が固定価格買い取り制度に基づいて売電するという仕組みとなっています。
低予算で市有施設と、太陽光発電を活用する素晴らしい取り組みですが、電力の買い取り価格が下がっている今、応募した事業者にとって採算が合う事業か絶えず検証が必要だと考えます。
川崎市では、2018年3月に改正した「川崎市地球温暖化対策推進基本計画」に基づき地球温暖化対策に取り組んでいます。この中では、災害時にも活用できる再生可能エネルギー等の導入を推進していますので、市民の利益のために事業者と折り合いのつく事業になるように今後も注視していきます。

浮島太陽光発電所 川崎市HPより