甦えれ川崎543号<県立川崎高校で市議会議員を招いた特別授業見聞記>川崎市議会議員 飯塚まさよし

11月14日、県立川崎高校視聴覚室で、1学年生徒240人全員を対象とした特別授業が行われました。1時間30分にわたって、8組のグループ研究の報告があり、これに対して4名の市議会議員からコメントがありました。
昨年から選挙年齢が18歳に引き下げられ、川崎市の18歳投票率は全国政令市で最も高くなりました。高校生の投票参加を促す課題は待ったなしです。
今日の「甦えれ川崎」は県立川崎高校での特別授業について特集しました。
<はじめに>
今回の取組みは4月にさかのぼります。県立川崎高校の風巻教諭から市議を招待した特別授業の提案がありました。学校側のカリキュラムの一環として特別授業を位置付けることの難しさなどありましたが、校長の協力もあり実現にこぎつけました。
あくまでも生徒の自主研究として、市政に関わるテーマを設定することからはじめ、各グループの自主研究が始まりました。8グループのうち2グループをとりあげます。
<ながらスマホを防止するために>
ながらスマホの危険性については事前調査でも、多摩区の重大事故により理解できます。そこで川崎市の対策はどうなのか調べてみると市のホームページでは注意喚起が出てくるのみ。まずは川崎市から大々的な取組みを期待します。
生徒側からの提案
① 防止アプリの作成―スマホ画面を出したままの走行をしたらアラームがなる
② VR体験―事故にあった人目線でVR体験をし危険性を実感
③ ながらスマホの禁止条例制定を市議会に要請
<煙草ポイ捨て、だめ、絶対!>
よく調査が行き届いています。千代田区の喫煙ゾーンは囲った壁の背が高いため、煙は外に出ません。川崎駅前も参考になります。
渋谷の駅前は、喫煙ゾ-ンの増設により、ポイ捨てが一気に減ったという実証を踏まえて提言しています。
決して禁煙を強調するのではなく、分煙―喫煙ゾーンの拡充という提案型の政策提言には感心しました。
<今後の課題>
ぜひ今回の自主研究の成果としての政策提言を、議会への請願のとりくみとして検討できないか課題として残りました。
コメントする山田益男市議