甦えれ川崎551号<京急大師線(小島新田~東門前)3月3日地下化

-1月24日内覧会―
川崎市は1月24日、京急大師線産業道路駅の新地下ホーム及び地下トンネルを市議会をはじめ関係機関に公開しました。
地下での運行は3月3日に開始し、交通量の多い産業道路(東京大師横浜線)を含む3ヶ所の踏切がなくなり、渋滞緩和の有効策となることが期待されています。
今日の「甦えれ川崎」は地下化された産業道路駅を特集しました。
<地下ホーム公開>
京急大師線の連続立体交差事業に伴い、川崎市川崎区で建設が進められてきた小島新田―東門前の地下トンネル(約980m)と地下化される産業道路駅が24日、報道陣に公開されました。3月2日の終電後に切替工事を実施し、翌3日から運用を開始します。
同駅の地下ホームは長さ約77mで、現在の地上駅ホームの約13m下に新設されました。エスカレーターとエレベーターのほか、自然換気用の吹き抜けも設けました。
トンネルも、新たな用地確保が難しいため現在の線路の真下に建設。地盤が軟弱なため、杭と桁で地上の線路を固定してから掘削を進め、約13年かけて完成させました。
切替工事はクレーン20台と作業員1000人で実施し、3日午前10時までに終了する見込みです。地下化の完了後、産業道路駅の駅舎や交通広場などを整備し、バス路線も拡充します。駅名の変更も検討します。
同事業は1993年に都市計画決定され、市は2006年に同区間で工事に着手しました。事業費は642億円。同区間の地下化で、1日当たり約2万5千台が通過する産業道路第1踏切をはじめ計3ヶ所の踏切が除去されます。