甦えれ川崎553号川崎市動物愛護センター2月12日にオープン

甦れ川崎

川崎市動物愛護センター(愛称アニマモール)が2月12日、中原区上平間にオープンしました。
昨年5月、川崎市は施設の愛称を募集しました。725点の応募作品から絞り込み、アニマモールと決定しました。
アニマモールの特徴は、新たに日曜を開所し、引き取り増を目的としたもので、市民が訪れやすくするための措置です。
今日の「甦えれ川崎」は2月12日にオープンした川崎市動物愛護センターを特集しました。

<愛称は地元児童が投票>
 愛称は昨年5月に募集。727点の応募作品から、外部有識者らの審査で5点に絞り込んで、ウェブ投票とともに、センター近隣の小学生を対象にした投票を8月に実施しました。
有効投票数の2495票のうち,「ANIMAMALL」が最多の822票を獲得。
次点の「アイマル川崎」が763票、三番手の「ハグまるかわさき」が358票でした。
新センターは、高津区蟹ヶ谷にある現施設の老朽化のため、中原区上平間に移転し、2月12日に業務を始めます。

<来所者3倍を目指す>
 市生活衛生課によると、高津区蟹ヶ谷にある現センターは1974年に改札され、老朽化が進み飼育スペースも非常に狭いことから移転することなりました。移転先に伴い、現在は月~金曜日の平日5日間だった開所日も、日~木曜日の5日間に変更します。
新センターはJR南武線鹿島田駅から徒歩11分、平間駅から同7分と現センターに比べて交通アクセスが向上しました。こうした立地条件と日曜開館を組み合わせることで、同課は年間来所者数が2017年度の2115人から6720人になると想定しています。
来館者を迎える設備面も新センターでは充実した内容になっています。延べ床面積は3.8倍の約2308㎡に、敷地面積も2倍の2500㎡に拡張。13だった犬舎は26になるほか、ゲージ数も17から163と大幅に増加します。
収容された動物のしつけや運動のためのスペース、行動観察室も確保。ガラス張りの部屋や猫とのつどいのエリアなども設け、飼育希望者とのマッチングの機会を拡充します。また小学生らを対象とした見学会も積極的に受け入れ、「命を学ぶ場」としての役割も果たしていきます。
現在、飼育希望者の依頼に基づいて実施している不妊手術に関しては、スムーズな譲渡につなげるため新センターでは収容したすべての犬猫を対象に行います。飼い主のいない「地域猫」についても、市の登録したサポーターが持ち込んだ場合は無料で不妊手術にあたり、地域での繁殖を防ぎます。

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