甦えれ川崎554号JR川崎駅北口改札1周年

―記念イベントで北口自由通路賑わう―
2月17日、JR川崎駅北口改札が開設1周年を迎えました。川崎工科高校の生徒が製作したミニ南武線電車に家族連れが乗込んで北口自由通路を走りました。
4階のテラスには模型の電車や蒸気機関車が走っていました。北口改札の利用者は中央改札に拮抗するほどになっています。
今日の「甦えれ川崎」はJR川崎駅北口改札開設1周年を特集しました。
<北口改札廃止から20年>
昭和63年5月、東西自由通路の供用開始に伴って北口改札は廃止されました。
北口周辺の商店街、銀座街商店街などが中心になって再開を求める要望が市議会に寄せられました。
<川崎駅混雑解消に関する決議>
昭和63年12月、川崎市議会第5回定例会において川崎駅混雑解消に関する決議を採択しました。
北口改札口の閉鎖によって、朝夕のラッシュ時には、駅構内の混雑がピークを迎えます。1日の乗降客が川崎中央口では40万人近くが利用しています。事故が起こってもおかしくない状況に、市議会としても北口改札口の再開など改善策を早急に講じ、駅利用者の安全と利便性の向上を図るよう強く望むという内容でした。
<JR川崎駅北口改札口開設に関する決議>
平成5年12月、川崎市議会第5回定例会でJR川崎駅北口委改札口開設に関する決議が採択されました。
駅周辺では、再開発がすすめられ、今後中央口並びに北口周辺の利用者が増大することが見込まれています。利用者の安全と利便性の向上を図るとともに、人にやさしい福祉駅の観点を踏まえた北口改札口の早急な再開を強く望むとする内容でした。
<JR川崎駅北口自由通路等の早期整備に関する決議>
平成21年9月、川崎市議会第3回定例会で、JR川崎駅北口自由通路等の早期整備に関する決議を採択しました。
JR川崎駅北口自由通路の早期整備が市民から強く期待されていますが、経済情勢等の変化から関係機関が北口改札の設置に最優先で取り組み、北口自由通路が早急に整備されるよう強く望むという内容でした。
こうして、20年越しに北口改札は実現しました。
鉄道模型が走る4階テラス