甦えれ川崎555号<辺野古埋立「反対」72%を超す>

―沖縄県民投票の結果を政府は受け止めよ!-
米軍普天間飛行場の移設計画に伴い、名護市辺野古の埋め立ての是非をめぐって県民投票が行われ、即日開票されました。
反対は72.15%、43万4273票でした。「埋め立て反対」の強い民意が示され、移設工事を強行してきた安倍政権の対応が問われることになります。
今回の結果は、政府・米軍としても沖縄県民の意思を無視することはできません。
今日の「甦えれ川崎」は辺野古埋立について特集しました。
<これまでの経過>
投票は「賛成」「反対」「どちらでもない」の三つの選択肢のうち、一つを選ぶ方法で実施されました。
反対票は、投票資格者数(115万3591人)の1/4を超えたことから、県民投票条例の規定により、玉城知事は安倍首相とトランプ大統領に結果を通知することになっています。
玉城知事は「辺野古が唯一」という方針を見直し、工事を中止するとともに、普天間飛行場の1日も早い閉鎖・返還に向け、県民との対話を求めると述べました。
玉城知事は今回の結果を辺野古工事を強行する安倍政権に工事中止を迫る考えで、3月1日には首相官邸とアメリカ大使館を訪問する予定になっています。
<沖縄の民意を受け止めよう!>
沖縄県民は普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる埋め立てに反対の意思を示しました。
辺野古移設をめぐってはこれまで政府は強硬に作業を続けてきました。
昨年10月に玉城知事は安倍首相と初めて会談してテーブルに着いたものの、政府は直後に埋立承認撤回の効力停止を申し立てました。
昨年11月には、トップ会談が決裂し、またしても土砂投入が始まりました。
こうした一連の流れを見ると国のやり方に対して県民の不信は募る一方です。初めて示された直接の民意に国はしっかりと受け止めるべきと考えます。