甦えれ川崎556号<いったん立ち止まることが不可欠>

甦れ川崎

―辺野古埋立―                    立憲民主党代表 枝野幸男

2月24日、沖縄県民投票で沖縄県民は72%を超す圧倒的多数が辺野古埋立に反対票を投じました。安倍総理は県民の声を聞くべきです。
枝野代表は1月20日沖縄県名護市辺野古を船上から視察し、「いったん埋め立ては、立ち止まることが不可欠」と現地での記者会見で述べました。
今日の「甦えれ川崎」は辺野古埋立について特集しました。

<辺野古埋立工事現場を視察>

枝野幸男代表は1月20日沖縄県を訪れ、那覇市内で開かれた沖縄県連合のタウンミーティングに参加しました。その後、日米両政府が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とする名護市辺野古の埋め立て工事現場を船上から視察しました。
タウンミーティングで枝野代表は基地問題について、「アメリカ海兵隊の東アジアにおけるプレゼンスは、アメリカ、そして日本の国益の観点からも現状では否定できない部分がある。しかしながらその海兵隊が東アジアでのプレゼンスをしっかりと発揮する上で本当に沖縄に大規模な基地が必要なのかは甚だ疑問だ。しっかりと日米間で丁寧な交渉と検証をするべきで、それをしっかり行えば、辺野古の基地を作ることなく、普天間の危険を除去することは十分可能であると考えている」と表明しました。「近代だけを見ても、沖縄には無理・負担・犠牲を押し付けてきたという意識を前提とせず、その後、辺野古の問題を無理やり進めている。沖縄の問題ではなく日本の問題だとしっかり共有させることが私たちの一つの大きな役割」「基地問題は安全保障問題ではなく外交問題。沖縄に大きな陸上基地が必要という、安全保障上の理由は調べれば調べるほどない」などと語りました。
名護市では辺野古埋立工事の進捗状況を確認するとともに、周辺に生息しているサンゴなどを視察。視察後に記者団に対し「多くの県民の皆さんが、これは許されることではないと強く反対している。サンゴなど様々な自然環境が、工事が進めば進むほど回復困難な状況になる。いったん立ち止まることが不可欠だ」と強く訴えました。

船上から埋め立て工事現場を視察する枝野代表

© 2018 飯塚正良ホットライン