甦えれ川崎564号<川崎市人口、政令市6位に>

―5月1日、152万6630人、神戸市抜く―
川崎市では5月1日現在の市の人口が初めて神戸市を抜き、全国20政令市中6位に浮上しました。両市の人口は、川崎市が前月比4389人増の152万6630人で、神戸市は同2114人増の152万4749人。ともに前月よりも増えましたが、川崎市の伸びが神戸市を上回り、順位が入れ替わりました。川崎市が政令市の人口順位を上げたのは平成27年4月に京都市を抜いて7位に浮上して以来といいます。
今日の「甦えれ川崎」は川崎市の人口について特集しました。
市の人口は政令市移行翌年の1973年に100万人を突破。その後、首都圏での立地優位性や交通利便性の高さ、武蔵小杉駅や新百合ヶ丘駅周辺の開発などを機に人口が増加しました。2015年には京都市を抜き7位となり、17年には150万人を超えました。平成の人口増加率は29.22%と政令市の中で最も高いものでした。
市は、2030年に人口のピークを迎え158万7千人になると推計。それでも政令市5位の福岡市は2035年に160万6千人になると見込んでおり、市は「福岡市は超えられないだろう」としています。
<ピークは区ごとで差>
市の総合計画では、市内各区の人口も2030年前後まで伸び続けると推計し、川崎区は24万人、幸区は17万9千人となります。
ピークが最も遅いのは中原区で2040年、多摩区は既に推計を超えており、市は「マンション建設などによる誤差の範囲。2年後には新しい数値を出す」としています