甦えれ川崎571号<今こそ草の根交流を!―日韓関係悪化に対して―>

歴史問題をきっかけに、通商問題に発展し、いよいよ日本政府は優遇措置待遇から韓国を除外するという日韓関係は最悪の事態を迎えています。
こうした中、川崎市においても友好都市韓国富川(プチョン)市との交流事業の延期が伝えられるなど厳しい段階に入っています。
今日の「甦えれ川崎」は友好都市富川市との交流について特集しました。
<これまでの経過>
昨今、国内の自治体間交流に於いて、韓国との交流が延期あるいは中止になっています。7月26日川崎市民文化局市民スポーツ室より連絡があり、「富川市少年サッカーチームの派遣を延期したい。今後共、両市の友好発展に向け、深い関係を築いていきたい」とのメッセージが寄せられたとのことです。
6月29日から“川崎 地方自治研究センター”が中心となって富川市交流調査事業が行われ、7月2日からは“アゼリア合奏団 ? シニア”の3日間に亘る演奏旅行が行われ、行く先々で大変な反響だったと伺っています。
私はこれら本市の草の根の市民交流にふれ、6月定例会で福田市長に、日韓両政府間に不協和音があっても、草の根の市民交流が日韓交流の礎となっていることについての見解を質問しました。
福田市長は「両市の関係は市民同士の交流を契機として、平成8年に友好都市提携を結び、芸術・文化・スポーツなど幅広い分野で友好関係を築いてきました。」と述べ、「今後も継続こそ両国間のよりよい関係に資する」と結論しています。
<川崎・富川市民交流会の見解と対応>
7月26日富川市より川崎市に、この夏予定されていたサッカー少年チームの派遣が延期となったことが伝えられた。
これに対して「川崎・富川市民交流会」は3名の共同代表連名で延期中止を本日付で申し入れた。
26日のウォーキングダイアリーでも申し上げたが、こういう時だからこそ、相互往来を実現し、交流を図っていくことが後世になっても評価されると。