甦えれ川崎570号<さかい学県会議員 地域課題を中心に質問>

神奈川県議会第2回定例会において、さかい学県議会議員が質問に立ちました。ヘイトスピーチ対策、川崎区殿町地区の企業集積や川崎駅周辺を念頭に置いた防犯、治安対策についてなどの地域課題や、子どもたちの放課後の居場所づくりにつながる学校施設の開放、犬や猫などペットをめぐる質問をしました。今週の「甦えれ川崎」は、さかい学県議の質問の内容を報告します。
選挙に名を借りたヘイトスピーチ対策について:先の統一地方選挙では、選挙運動の中でヘイトスピーチが行われる事態が想定されました。そういった中で法務省や警察庁は各地方組織に対して選挙に名を借りたヘイトスピーチに備える内部文書を予め地方組織に通達していました。こうした事態を鑑み今後県として選挙に名を借りたヘイトスピーチに対してどのように対応していくのか質しました。
これに対して県は、ヘイトスピーチで苦しんでいる方に対する、弁護士による専門的な相談窓口を開設する事を約束しました。
今後、相談窓口を開設して、法的手段に訴える際や、人権救済に結び付けるための対応方法等を、専門的な視点でアドバイスするなど、ヘイトスピーチに苦しむ方への取組を強化していくとの事です。また、条例も含め、どのような取組がヘイトスピーチ対策として最も効果的なのか整理、分析し、総合的な視点で研究していく事となりました。
川崎市では飯塚まさよし市議が先頭となりヘイトスピーチを許さない条例制定が間近となってきました。今後の県の対策に期待したいと思います。
県立学校の学校施設開放について:この他にも昨今、子どもたちが公園などで野球やサッカーで遊びづらいという声を捉えて、県立高校を積極的に地域に開放する取り組みについて質問をしました。
県では今後、特別支援学校においては新たに学校警備員を配置し、安全面などの課題を解消した上で、施設開放を推進していく事となりました。また、学校には多くの文化的な施設や機能が備わっている事から、県立学校の特別教室についても、今後、生徒の個人情報の管理等の課題を解決し、施設開放を推進するために、どのような手立てが講じられるのか検討する事を約束しました。
その他にもさかい学議員はペット需要が増える中で、動物愛護の取り組みを推進する事や、ラグビーワールドカップやオリンピック・パラリンピックの開催を控える中で、開催地に近い川崎駅を念頭に置いた繁華街、歓楽街の安全を推進する取り組みを求めました。
質問を踏まえた今後の県の取り組みや進捗をしっかりと確認していきます。