甦えれ川崎576号<立憲・国民・衆参両院で会派統一を合意>

9月6日、立憲民主党は地方組織の幹部役100人を集め、全国幹事長会議を都内で開催しました。
席上枝野代表は、8月20日に行われた国民民主党玉木代表との衆参両院で会派を共にすることの合意が図られたことを報告し、理解を求めました。
今日の「甦えれ川崎」は立憲・国民民主党などによる会派統一問題について特集しました。
<安倍政権に替わる選択肢を示そう>
立憲民主党は9月6日、地方組織の幹部ら約100人を集め、全国幹事長会議を都内で開きました。
枝野幸男代表は冒頭のあいさつで、国民民主党などに「会派」をともにすることを呼びかけたことについて、「立憲民主党は、ベンチャー政党として新たなチャレンジをしていくこと、最大野党としての責任を果たしていくことを必ず両立させていかなければいけない」「政策的な筋を通しながら有権者の皆さんに安倍政権に替わる選択肢を示すために、国会で強力な構えを作っていきたい」などと趣旨を説明し、理解を求めました。
その上で、「いまの日本の危機は、今だけ、金だけ、自分だけ。刹那的、拝金的、利己的な社会風潮が拡大し、経済的格差と閉塞感、社会の分断と将来不安が急激に拡大した」と指摘。「立憲民主党こそがこの社会状況を変えなければならない。格差の拡大と将来不安こそが消費を冷やし経済を低迷させてきた最大の要因だ。人件費が安い新興国と対抗できるのは新たな付加価値を生む創造性、創造性を育むのは多様性だ。少子高齢化のなか老後や子育ては自己責任での対応は不可能だ。私たちの目指す、違いを認め合い、困ったときに寄り添い、互いに支え合う社会を、これなしに日本の未来を切り拓くことは不可能だと確信している。皆さんとともに時代変化に対応した、家計消費重視の経済で閉塞感を払しょくし、国民の不安に正面から向い合う。そうした政治で格差と分断を克服し、国民不安を小さくしていくことで政治への信頼を回復していく」と力を込めました。
会議では、①臨時国会に向けた取り組み②参院選挙の総括③衆院選挙候補者の擁立状況-等について党幹部が説明し、意見交換。定期党大会は9月30日に開催すると報告しました。
<立憲・国民、国会で会派統一を合意>
枝野幸男代表は8月20日、国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で会談。衆参両院で会派をともにするため、党内等の了解を得ることで合意しました。立憲民主党は党規約に則り、同月23日に両院議員総会を開き正式に決定しました。
本日、立憲民主党代表及び国民民主党代表は、真摯に話し合い、以下の点で一致し、すみやかに党内等の了解を得ることで合意した。 ○国民民主党は、8月5日の立憲民主党による申し入れを受け入れ、衆議院において立憲民主党と会派をともにする。 ○衆議院での会派名は、「社会保障を立て直す国民会議」の意向を踏まえつつ、「立憲民主党・国民フォーラム」を中心に検討する。 ○立憲民主党は、国民民主党の意向を踏まえ、8月5日の申し入れに準じた内容で、参議院でも国民民主党と会派をともにする。○参議院での会派名は、「希望の会」の了承を得る努力をした上で、「立憲民主党・国民・希望の会」を中心に検討する。 ○今後の政府提出法案への対応、会派の意思決定手続き、運営方法等は、各党派の代表者からなる会派運営協議会を速やかに設置し、検討を始める。 ○国会の行政監視機能強化のための国会共闘に全力を注ぎ、会派を構成するそれぞれが異なる政党であることを踏まえ、それぞれの立場に配慮しあうことを確認する。 ○それぞれがすでに提出している、8月5日の申し入れに記載された以外の議員立法の扱いについては、別途協議する。 令和元年8月20日 立憲民主党代表 枝野 幸男 国民民主党代表 玉木雄一郎 |